初めて南相馬の事業者さまと打ち合わせをした際に、7月に開催される「相馬野馬追」の話になりました。
その後、テレビで野馬追の特集があり、野馬追にかける熱い想いと南相馬への地元愛に胸を打たれました。
先日の打ち合わせでもその話になり、
・野馬追が近づくと道路で乗馬練習をしている様子が見られる
・あるいは馬の”落し物”を見つけると「もうそろそろ野馬追の時期だな」と季節の便りになっている
・神旗争奪のために、のぼりを使って馬を訓練する方法
・野馬追は神事なので、昔は家の2階など高い位置から野馬の行列を見るのはご法度、見つかった時にはシバかれた
・当時は行列に出ている方は真剣を腰に差していた
・古物商をしていたご親戚は野馬追の時に鎧を貸し出していたため、シーズンオフの自宅2階は鎧だらけで博物館のようだった
・以前は毎年決まった日付で開催されていて、開催日が平日にあたると南相馬の会社がほとんどお休みになるため、
市外・県外の取引先から「誰も電話に出ない」と仕事に支障が出るようになり、現在のように土日に開催されるようになった
などなど、地元ならではのエピソードを伺うことができ、とても楽しい時間でした。
もちろんプロジェクトの話もしますが、仕事以外のお話を通して、
その方の物事に関する考え方や思い、生き方など、色々なものに触れることができること、
そういったことが意外にも仕事を進める上で重要なヒントになったり、アイデアが生まれるきっかけになったりします。
そして人として学ぶこと、感じることもたくさんあり、ひとつひとつが自分自身の中で「糧」になっていくのを感じます。
それが「出会い」の本当の意味なのかなぁと思うこの頃です。