三陸応援紀行:南三陸さんさん商店街

今年3月に本設オープンした南三陸最大の商店街。平日にも関わらず、観光バスや乗用車が吸い込まれていく。土日は1〜2時間の駐車場待ちになることもあるそうだ。観光客が多く集まる場所だが町の商店街であり、スーパー、魚屋、パン屋、ケーキ屋、床屋や病院、文具店、衣料品店も並ぶ。

さんさん商店街の名物はなんといっても「キラキラ丼」。春は地元産の珍しい春野菜と旬の海産物、夏はウニ、秋は鮭など秋の味覚、冬はキラキラ丼の元祖でもあるイクラ、と四季を楽しめる一杯になっている。

たこプリンは店を訪れる人が次から次へと箱買いしていくほどの人気ぶり。「南三陸のウニやアワビを食べて育ったセレブなタコ」が入っており、朝食にもおやつにもなるプリンという名のキッシュだ。

鮮魚店では採れたての牡蠣やホタテ、ウニ、ホヤなどをその場で食べることもできる。特に地元志津川湾で誕生した「あまころ牡蠣」は、産卵を経験していない0歳牡蠣で濃厚な甘さが特徴。牡蠣好きなら必ず食べて欲しい。

仮設の時から毎回ここに来ると必ず食べているモアイソフトクリームはお茶屋さんが厳選した抹茶で作ったソフトクリーム。モアイゴーフレットの甘さと抹茶アイスのほのかな苦みが絶妙なバランスで楽しめるスイーツだ。

どこに行っても「美味いもの」は人を惹きつける。それが町の賑わいにつながっていることを南三陸グルメを楽しみながら実感できる場所だ。

三陸応援紀行:気仙沼

昭和54年から鹿折で街の洋食屋さんとして32年間営業していた「やまにし」さん。震災でお店が流されシェフのみなさんが各地に散った。震災後、息子さんが東京で和食の修行を積み、和食処としてリニューアルオープン。ちょうど1周年を迎えた。

気仙沼名物のホヤや気仙沼港で水揚げされた魚の刺身は新鮮そのもの。また野菜の炊き合わせも味がよく染みていて思わず顔がほころぶ。

今でも洋食屋時代に人気だったハンバーグやオムライスを求めて訪ねてくるお客さんもいるらしく、「和食屋になったので」とお断りすることも多いのだとか。創業時から大人気だった「気仙沼の元祖エビフライ」は和食屋になった今でも人気メニュー。その大きさとプリプリ感に驚く。